なんと6月26日の西日本新聞の朝刊の社会面に、私達の「やまえ鎮山親水林業塾」の記事が大きく取り上げられました。
西日本新聞は福岡を中心に九州全域で広く読まれている新聞です。しかも社会面という目立つ場所に掲載されたことで、大きな反響がありました。
この反響の成果なのか、皆伐をしている事業者がまるで自分たちが悪い事をしているみたいに感じた、という意見を聞きました。
こういう意見が出る事自体、皆伐施業が蔓延している状況なのでしょう。
緑あふれる山を、はげ山にする皆伐がどのように土砂を流出させ、災害のリスクを高めているのか、樹齢が300年以上あるスギ・ヒノキの伐期をたったの50年と決めて市場に出させる経営優先の原理によって、どのように山が疲弊していくのか、私達は子供や孫の世代まで続く日本の山々を持続させていくために、様々なことを考えて施業していかねばならないのではないでしょうか。
記事の中で、先駆けて自伐型林業に取り組む中尾さんが紹介されていました。
「100年先、200年先の森を育てる気持ちで取り組んでいきたい。」
私達は、この言葉を言える林業家を育てているのです。
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